完成度の高い不倫映画を観ていると、不倫はイケないことと分かっていながらも、パートナー以外の異性と恋に堕ちていくのは人間の性なのかもしれないと思ってしまう事があります。
もちろん、理性のしっかりした人であれば不倫という非道徳的な行為に足を踏み入れる事は無いのかもしれません。
しかし、不倫を題材にした映画や本がこれだけ一定数の支持を集めると、多くの既婚者が不倫願望を胸に抱いて日常生活を送っていると言っても過言ではありません。
かなり昔に、芸能人が「不倫は文化」なんてことを言って問題になりました(実際には言ってないそうです)が、不倫をベースに芸術や文化が発展して完成することは実際によくあることです。
特に映画や本という分野では、不倫という題材は欠かすことのできないものとなっています。ここでは、不倫を題材にした映画(本)を紹介していきます。
『失楽園』
渡辺淳一の恋愛小説で1995年から翌年にかけて「日本経済新聞」に掲載されました。
単行本の発売は1997年となり、300万部を突破したベストセラーです。
この失楽園は、映画、ドラマでも放送されることとなり、「失楽園」という言葉は流行語にもなりました。
映画では、久木祥一朗役を役所広司、松原凛子役を黒木瞳が演じました。
黒木瞳さんの美しく官能的なヌードに視線が釘付けになった方も多いのでは?!
『マディソン郡の橋』
1995年にアメリカで放送された恋愛映画です。
原作は、同名のベストセラー小説で、不倫映画というよりも恋愛映画という名称で発表されました。
もちろん、内容はマディソン郡に住んでいる既婚女性が、家族が留守中に1人の写真家と恋におちるという不倫映画なんですけどね。。。
結末も素晴らしく、不倫という枠を超えて“純愛”というものを感じてしまった人も多いかもしれません。
もちろん、上記以外にも多くの不倫映画が世の中には存在します。
不倫という関係は、お互いの愛があって初めて成立するものです。
家庭の事情、子供の事情、世間的、こんなものに振り回される夫婦生活より、よほど愛に満ちた世界がひろがってるのかもしれません。