全編にわたって大阪弁の歌詞が流れる「あんた」が有線チャートで注目を浴びています。
歌手の名前は、ティーナ・カリーナ(本名 田中里奈)。大阪府池田市生まれの生粋の大阪女性です。
元デパ地下販売員という異色の経歴も話題で、なんでも優秀販売員として選ばれたこともあるというのですから驚きです。
このティーナ・カリーナの、デビューミニアルバムに収録された「あんた」。
昔付き合っていた彼氏への想いを歌ったストレートな歌詞に、“泣ける”、“感動した”という言葉が殺到。大阪の有線チャートにランクインしてからわずか2週で、大阪有線チャートで一位を獲得しました。
夢を追っている彼氏と離れ離れになった女性の心境を綴った歌詞、マイナー基調で構成された曲調、王道のバラードソングと言っても大丈夫でしょう。
大阪の女の心情を歌って有名になった曲はたくさんありますが、そんな名曲の仲間入りを早々に果たしたといっても過言ではないでしょう。
大阪の女を上手に歌った歌手として忘れてはいけないのが、“やしきたかじん”ですが、こちらは昭和の大阪の女を歌ったというとこでしょうか。
一方、こちらのティーナ・カリーナは平成の大阪の女を歌った歌手。時代背景が変わっても、逢えない彼氏への想いを大阪弁で綴るあたりは、とても似ているようにも感じてしまいます。
ちなみに、「あんた」という曲は、“やしきたかじん”も過去に発表していますので、「あんたという曲が大阪で注目を浴びている」と初めて聞いて時は、やしきたかじんの「あんた」をカヴァーした曲かと思ってしまいました。
実際に聞いてみると、なんとなく似てる部分が多いとも感じてしまいました。夢を追う男にそれを待つ大阪の女というシチュエーションなどは全く一緒で、女性側の彼氏に抱く想いも近いところにあるように感じます。実際には体験を元に書いた曲ですので、歌詞の世界は全く違うものかと思いますが。。。
しかしながら、多く人が共感を覚えたというのも納得の楽曲です。まだ聴いたことにない方は、ぜひ、一度は聴いてみてくださいね。